祭りの準備 (CCCD)
2004年6月16日 過去
ガガガSP コザック前田 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2004/05/26 ¥1,223
文化祭の準備か。今思えばかなり大切なイベントだったんだわな。
僕がそれに気づいたのはつい最近だわ。
それも、人から聞いて。
文化祭の準備をきっかけに、今までどんなまとまりのない
クラスであっても、協力して準備をすすめていくうちに、
今までよりもみんなが仲良くなるものらしい。
今まで話したことがないような人や、
クラスで浮いていたような人も、
これをきっかけに、打ち解けられるものらしい。
意味もなくみんな盛り上がって、ほかのクラスよりも
いいものを作ろうと、一丸になるものらしい。
いいな。みんなそんないい文化祭をやってきたのか。
僕は高校一年のとき、ほとんど完全にクラスから浮いていた。
毎日、誰とも一言もしゃべらずなんてこともしょっちゅうだった。
部活にも入らず、成績もがた落ち。どうしようもなかった。
そんなこんなで、文化祭の季節がやってきた。
僕らの学校では、クラスだけでなく、
一年から三年までをふくめた、色で成績を競っていた。
また、文化祭の準備期間が4日くらいしかなく、
さらに、文化祭の次の日に運動会があるという
意味がわからない強行日程だった。
文化祭では、三つの係にクラスが分けられた。
クラスに展示物を作る係、舞台発表をする係、
そして、色別の応援垂れ幕を作る係。
僕は、クラスの展示を作る係になりたかった。
舞台発表なんてやりたくなかったし、この係なら、
みんなと話せるいい機会になるんじゃないかなんて思ったから。
でも、結局、僕は垂れ幕を作る係になってしまった。
この係に、ほとんどなり手がいなく、
クラスで3人は出さなきゃいけなかったので、
誰もやろうとせず、なぜか僕に白羽の矢が立った。
この垂れ幕つくりは、自分のクラスから遠く離れた体育館で、
まったく面識のない上級生数人と、大きな布に
絵を書いていく作業だった。上級生がやる気なさげに
デザインをきめて、僕たちはそれにしたがいながら、
暗い体育館でほとんどしゃべらず、黙々と絵を書くことになった。
体育館は、塗料のにおいが立ち込めて、すごいくさかった。
ちなみに、僕のクラスからは、ぼくと、あと女の子2人。
その子達は、2人でいっしょに垂れ幕の色塗りをしていた。
ほかの色の人も同じように退屈そうに作っていた気がする。
たまにクラスにもどると、みんな楽しそうに準備をしていた。
本当はこの空気の中にいたかったのに。
みんなが何を作っていたかなんて忘れてしまった。
結局、何にも面白いことがないまま、垂れ幕は完成して、
文化祭を迎えることになった。僕らの書いた垂れ幕は、
校舎にかけられて、結構目立ってた。
このときの文化祭って、僕は何をしていたっけ。
思い出せない。ただ、体育祭実行委員でもあったので、
文化祭の途中でかり出されて、
グラウンドの草むしりをさせられていたことだけは覚えてる。
あとは、文化祭ライブを見に行ったくらいか。
ステージの上の人たちがうらやましかったことを覚えてる。
文化祭の最後に、結果発表があった。
展示や、舞台発表、垂れ幕などに順位がつけられた。
僕は、せめてこれくらいはいい評価が欲しかった。
でも、垂れ幕の結果はビリだった。ビリって。
結局、何の結果も残せず、誰とも仲良くなれず、文化祭は終わった。
本当はもっとみんなと仲良くなれるはずだったのに。
はー、ろくなことなかったな。
この曲になぜか感動してしまった僕は、
こんな過去があるからかもしれない。
この歌で歌われているような気分に
なりたかっただけなのかもしれない。
結局この歌の主人公はむくわれなかったんだけど、それでも。
文化祭の準備か。今思えばかなり大切なイベントだったんだわな。
僕がそれに気づいたのはつい最近だわ。
それも、人から聞いて。
文化祭の準備をきっかけに、今までどんなまとまりのない
クラスであっても、協力して準備をすすめていくうちに、
今までよりもみんなが仲良くなるものらしい。
今まで話したことがないような人や、
クラスで浮いていたような人も、
これをきっかけに、打ち解けられるものらしい。
意味もなくみんな盛り上がって、ほかのクラスよりも
いいものを作ろうと、一丸になるものらしい。
いいな。みんなそんないい文化祭をやってきたのか。
僕は高校一年のとき、ほとんど完全にクラスから浮いていた。
毎日、誰とも一言もしゃべらずなんてこともしょっちゅうだった。
部活にも入らず、成績もがた落ち。どうしようもなかった。
そんなこんなで、文化祭の季節がやってきた。
僕らの学校では、クラスだけでなく、
一年から三年までをふくめた、色で成績を競っていた。
また、文化祭の準備期間が4日くらいしかなく、
さらに、文化祭の次の日に運動会があるという
意味がわからない強行日程だった。
文化祭では、三つの係にクラスが分けられた。
クラスに展示物を作る係、舞台発表をする係、
そして、色別の応援垂れ幕を作る係。
僕は、クラスの展示を作る係になりたかった。
舞台発表なんてやりたくなかったし、この係なら、
みんなと話せるいい機会になるんじゃないかなんて思ったから。
でも、結局、僕は垂れ幕を作る係になってしまった。
この係に、ほとんどなり手がいなく、
クラスで3人は出さなきゃいけなかったので、
誰もやろうとせず、なぜか僕に白羽の矢が立った。
この垂れ幕つくりは、自分のクラスから遠く離れた体育館で、
まったく面識のない上級生数人と、大きな布に
絵を書いていく作業だった。上級生がやる気なさげに
デザインをきめて、僕たちはそれにしたがいながら、
暗い体育館でほとんどしゃべらず、黙々と絵を書くことになった。
体育館は、塗料のにおいが立ち込めて、すごいくさかった。
ちなみに、僕のクラスからは、ぼくと、あと女の子2人。
その子達は、2人でいっしょに垂れ幕の色塗りをしていた。
ほかの色の人も同じように退屈そうに作っていた気がする。
たまにクラスにもどると、みんな楽しそうに準備をしていた。
本当はこの空気の中にいたかったのに。
みんなが何を作っていたかなんて忘れてしまった。
結局、何にも面白いことがないまま、垂れ幕は完成して、
文化祭を迎えることになった。僕らの書いた垂れ幕は、
校舎にかけられて、結構目立ってた。
このときの文化祭って、僕は何をしていたっけ。
思い出せない。ただ、体育祭実行委員でもあったので、
文化祭の途中でかり出されて、
グラウンドの草むしりをさせられていたことだけは覚えてる。
あとは、文化祭ライブを見に行ったくらいか。
ステージの上の人たちがうらやましかったことを覚えてる。
文化祭の最後に、結果発表があった。
展示や、舞台発表、垂れ幕などに順位がつけられた。
僕は、せめてこれくらいはいい評価が欲しかった。
でも、垂れ幕の結果はビリだった。ビリって。
結局、何の結果も残せず、誰とも仲良くなれず、文化祭は終わった。
本当はもっとみんなと仲良くなれるはずだったのに。
はー、ろくなことなかったな。
この曲になぜか感動してしまった僕は、
こんな過去があるからかもしれない。
この歌で歌われているような気分に
なりたかっただけなのかもしれない。
結局この歌の主人公はむくわれなかったんだけど、それでも。
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