綱引き

ぶらぶらとネットサーフィン(死語？)してたら、
運動会について書いてたページがあったんで、
僕も書いてみようと思う。と、いっても綱引きについてだけ。

僕が高校のときの体育祭の綱引きでは、
わけのわからない戦法がはやっていた。

その戦法というのが、綱引き開始と同時に
全員が腰を低くしたしゃがんだような体制になって
引っ張り合い、試合終了時間が近づいてきたら、
一気に立って全力で引っ張るというもの。

やる理由がさっぱりわからない。
なぜしゃがむのか、なぜ後半になってから
やっと全力をだすのか。
はじめから全力で引っ張りあえばいいじゃないか。

こんな意味不明な戦法を、どのチームもとっていて、
試合開始と同時に綱引きをしている選手全員が
しゃがみこむのは、見ててつまらなかった。
応援している生徒や教師までも、
「まだや、まだいくな。もっとためろ、もっとためろ。
もうすぐ、もうすぐ。よっしゃ今や、行けー！」
とか言っていた。そのタイミングの根拠はさっぱり
わかんなかったが、なぜかそれにしたがって
みんな全力を出してた。何さ、ためるって。
ただ待ってたって力はたまらないだろ。

どのチームもやっていた影響で、
綱引きの試合時間が、どの試合もほとんどいっぱいまで
使われて、綱引きがなかなか終わらなかった。

実際に綱引きに参加していた僕は、
この戦法のおかげで長時間の試合ばかりで体力をとられるし、
意味がわからんし、みんなやってるからさらに
作戦の意味が無い。ばかばかしい。
なんて思ってたから、回りの熱気とくらべて
ものすごいさめていた。あ、一応まじめにはやりました。

誰が考えたのかは知らないが、
僕はこの戦法は嫌いだ。体力もやる気もうせるから。
もしあの高校にまだこの戦法がはやっているのなら、
ある意味おめでたいなー、と思う。
誰かちょっとくらい疑問を持てよ。