ニート―フリーターでもなく失業者でもなく

ISBN:4344006380 単行本 曲沼 美恵 幻冬舎 2004/07 ￥1，575

僕の周りの人が、意外とニートの定義について知らないみたいなんで、書いとく。
ニートの定義は、学校にも行かず、または行こうともせず、
仕事もせず、求職活動もせず、職業訓練も受けていない人のことだ。

仕事はしていないけど、求職活動はしている人は、失業者になる。
あと、アルバイトをしている人はいちおうニートではない。
この辺をニートと混同している人が多い。
まあ、僕も去年の年末くらいまではよくわかっていなかったんだけど。
この定義が出てきたのも最近だし。

この本の統計では、2002年の時点で、ニートは失業者よりも多い。
しかも、増えているペースが半端じゃない。
詳しくはちゃんと読んでほしいけど、この問題は無視してたら
本当に日本はとんでもないことになってしまうような気がする。

この本にはニート対策についても一応言及されてるけど、
まだまだ普及には不十分な感がある。

かといって、僕が思いつくアイデアは、
ろくなもんがないのでどうしようもない。
僕自身も、ニートはともかく、フリーターになりかねないので人のことをいえないのだ。

やっぱり日本の閉鎖的な学校教育は間違っている気がする。