まだタイトルは無い。1
2005年3月25日 連載「なんだ、またカレーか。」
「またカレーかじゃないでしょ。昨日ちょっとつくりすぎたのよ。」
「そんなこと知るかよ。」
「ひどいわね。でもいいじゃない。カレーは一晩寝かせたほうがおいしいっていうじゃない。」
「そういうけど、お前、朝からカレーはないだろう。」
「なんでよ。別にいいじゃない、たまには。それにあたしだって毎朝朝ごはん作るの大変なのよ。その辺の苦労をわかってあげようって気持ちが無いの。」
「わかったよ。食べるよ、食べる。その代わり、夕食は別のメニューにしてくれよな。さすがに2日で3食カレーは飽きるから。」
「考えとく。」
「む。まあいいや。とりあえず、いただきます。」
いつもと同じような朝の風景。俺たち夫婦は、2年前に結婚して以来、とくにこれといった問題もなく、楽しくやっている。俺は商社に勤めるサラリーマン。妻はパートでスーパーの従業員をやってる。ときどき愚痴をきかされることもあるけど、それなりに毎日楽しくやっているみたいだ。友達も多いらしく、しょっちゅう近所のなかまと遊びに行っている。
「んじゃ、いってくるよ。今日はなんか予定とかあるのか。」
「今日は中野さんのおてつだい。なんか、新しい料理を考えたらしくて、それを作る手伝いをしてほしいんだって。」
「へえ、いいな。んじゃ、それを今夜のおかずにしてくれよ。」
「あ、それいいわね。わかった。ちゃんと教えてもらっとく。」
「おう。それじゃな。」
今は朝の7時半。会社の始業時刻にはまだ余裕だ。今日は天気もいいし、暖かいしいい日になりそうだな。
「またカレーかじゃないでしょ。昨日ちょっとつくりすぎたのよ。」
「そんなこと知るかよ。」
「ひどいわね。でもいいじゃない。カレーは一晩寝かせたほうがおいしいっていうじゃない。」
「そういうけど、お前、朝からカレーはないだろう。」
「なんでよ。別にいいじゃない、たまには。それにあたしだって毎朝朝ごはん作るの大変なのよ。その辺の苦労をわかってあげようって気持ちが無いの。」
「わかったよ。食べるよ、食べる。その代わり、夕食は別のメニューにしてくれよな。さすがに2日で3食カレーは飽きるから。」
「考えとく。」
「む。まあいいや。とりあえず、いただきます。」
いつもと同じような朝の風景。俺たち夫婦は、2年前に結婚して以来、とくにこれといった問題もなく、楽しくやっている。俺は商社に勤めるサラリーマン。妻はパートでスーパーの従業員をやってる。ときどき愚痴をきかされることもあるけど、それなりに毎日楽しくやっているみたいだ。友達も多いらしく、しょっちゅう近所のなかまと遊びに行っている。
「んじゃ、いってくるよ。今日はなんか予定とかあるのか。」
「今日は中野さんのおてつだい。なんか、新しい料理を考えたらしくて、それを作る手伝いをしてほしいんだって。」
「へえ、いいな。んじゃ、それを今夜のおかずにしてくれよ。」
「あ、それいいわね。わかった。ちゃんと教えてもらっとく。」
「おう。それじゃな。」
今は朝の7時半。会社の始業時刻にはまだ余裕だ。今日は天気もいいし、暖かいしいい日になりそうだな。
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