5時間目。日本史。やる気のなさそうな教師がプリントを配ってそれを読ませるだけの授業。たまに誰かが当てられる。なんて不毛な授業なんだ。私立志望で日本史が要らないやつらは、完全に寝ている。教師も注意はしない。高校3年生にとっては、受験に関係の無い教科は捨て教科とかよく言ってた気がする。受験中心の教育の弊害を感じる。最後に中間試験の範囲を発表して、教師は出て行った。
「あーあ、こんなことやってる場合じゃねえんだけどなあ。」
「うえっ、範囲ひろっ。」
「問題集だけやっとけば楽勝だって。」
「いいよな、お前はよ。おれ暗記物は苦手なんだよ。」
いろんな声が聞こえてくる。ほとんど歴史にまじめに興味を持っているやつがいない。ただの暗記物としての存在価値しか存在していない。多分ほとんどのやつが受験が終わったら、歴史を忘れるだろう。俺も忘れていたので人のことはいえないが。俺はそんなことを思いながら問題集に目を落とした。検見法に変わって施行されたのは何。はあ、なんじゃそら。
6時間目。生物。俺は物理が難しいって理由で生物を選んだ。なら生物は簡単かって言うとそうじゃない。覚えることが多すぎてなんだかわからない。こっちにきてから一ヶ月。生物の授業で実験や観察があったことが無い。あいかわらずの詰め込みがた教育である。まあ、歴史よりはましだ。俺は教師が黒板に大量に書く文章をひたすらうつしていた。50分間ひたすら書きっぱなしだったので、授業が終わると俺の手は疲れていた。テストの範囲はやっぱり広い。
「テスト近いってのに進みすぎだろ。何考えてんだ、あいつ。」
「はやめに授業範囲を終わらせて、あとは受験勉強に切り替えるつもりらしい。」
「それはいいのか、悪いのか。微妙だな。」
掃除が終わり、補修という名の7時間目。科目は1時間目に続き数学。今日は1年のときの復習らしい。少しやり方の説明をしたあと、教師が言った。
「数学は復習が大事です。何問も問題をとくことで、みなさんの実力は確実にアップします。じゃあ、89ページの問題2と3をやってください。」
俺はまたしても睡魔に襲われ、問題3が解けないまま眠ってしまった。
こうして今日の授業は終了。あいかわらずつまらない。それでも、これをしっかりこなさないといけないし、もうすぐ中間テストもある。とにかく、勉強しないと。
帰りに伊勢を探したが結局見つからなかった。今後のことについて相談しようと思っていたんだが。今日は休みだったんだろうか。あいつの家はどこにあるかしらないからさがしようが無いし。仕方が無い。また明日にしよう。今日は塾がある。また2時間しぼられることになる。
「あーあ、こんなことやってる場合じゃねえんだけどなあ。」
「うえっ、範囲ひろっ。」
「問題集だけやっとけば楽勝だって。」
「いいよな、お前はよ。おれ暗記物は苦手なんだよ。」
いろんな声が聞こえてくる。ほとんど歴史にまじめに興味を持っているやつがいない。ただの暗記物としての存在価値しか存在していない。多分ほとんどのやつが受験が終わったら、歴史を忘れるだろう。俺も忘れていたので人のことはいえないが。俺はそんなことを思いながら問題集に目を落とした。検見法に変わって施行されたのは何。はあ、なんじゃそら。
6時間目。生物。俺は物理が難しいって理由で生物を選んだ。なら生物は簡単かって言うとそうじゃない。覚えることが多すぎてなんだかわからない。こっちにきてから一ヶ月。生物の授業で実験や観察があったことが無い。あいかわらずの詰め込みがた教育である。まあ、歴史よりはましだ。俺は教師が黒板に大量に書く文章をひたすらうつしていた。50分間ひたすら書きっぱなしだったので、授業が終わると俺の手は疲れていた。テストの範囲はやっぱり広い。
「テスト近いってのに進みすぎだろ。何考えてんだ、あいつ。」
「はやめに授業範囲を終わらせて、あとは受験勉強に切り替えるつもりらしい。」
「それはいいのか、悪いのか。微妙だな。」
掃除が終わり、補修という名の7時間目。科目は1時間目に続き数学。今日は1年のときの復習らしい。少しやり方の説明をしたあと、教師が言った。
「数学は復習が大事です。何問も問題をとくことで、みなさんの実力は確実にアップします。じゃあ、89ページの問題2と3をやってください。」
俺はまたしても睡魔に襲われ、問題3が解けないまま眠ってしまった。
こうして今日の授業は終了。あいかわらずつまらない。それでも、これをしっかりこなさないといけないし、もうすぐ中間テストもある。とにかく、勉強しないと。
帰りに伊勢を探したが結局見つからなかった。今後のことについて相談しようと思っていたんだが。今日は休みだったんだろうか。あいつの家はどこにあるかしらないからさがしようが無いし。仕方が無い。また明日にしよう。今日は塾がある。また2時間しぼられることになる。
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