矛盾

2005年4月19日 エッセイ
就職活動でいろいろまわっている。
来週あたり関西就職活動ツアーをくもうと思っている。
なんの予定もまだたっていないんだけど。

まあ、それはおいといて、僕はいろいろな企業を回ってみている。
平均から比べたらかなーーーーり少ない数だろうけど。
で、どこに行っても聞かれるのが志望動機である。
僕が業種関係なしにやってるからだろうけど、
企業Aと、企業Bでは、企業としての意識がぜんぜんちがったりする。

それをおかまいなしに両方受けようとしている僕に、
両方の企業から志望動機を聞かれたら、はっきりいってどうしたらいいのか困る。
企業Aの志望動機と、企業Bの志望動機とでは、完全に矛盾するからだ。
そうなると、僕の本当に考えていることが自分でもわからなくなる。

企業Aのいいところが、企業Bのいう欠点だったりするのだ。
もちろん、その逆の場合もある。

もし僕が企業Aのいいところにひかれて試験を受けるとする。
その場合それにひかれている自分が企業Bを受けるのは変だ。

それでも、どこもかしこもとりあえずうけないことには、
来年フリーターになりかねない。
僕のアイデンティティ(こんな言葉使いたくないけど)は、
もう自分でもわけわからなくなってる。

まあ、それもふまえておまけ。
まったくの個人的感情で、僕が間違っているのもなんとなくわかっていること。

就職活動だからって、みんな髪の色を黒に戻している。
僕はずっと黒髪なんで関係ないけど、周りの変わりようがちょっといやだった。
お前ら急になんだって話だ。
あんたら今までそこまでこだわってきた髪の色を簡単に変えてしまっていいのかと思った。
今まで茶髪にしよう茶髪にしようとしてきて、
それをするためにいろいろなことに対抗してきたはずなのに。
そうやって自分自身を作ってきたはずなのに。

でも、僕だって人のこと言えない。
就職活動だからって髪を切ってかなり短くした。
本当はぜんぜん切りたくなかったのに。
切ったら余計不細工になることがわかっているのに。
それでも切った。清潔感という、見た目のイメージアップのために。

結局本質的なところでは、黒髪に戻した人たちと、
髪を切った僕は同じことなんだ。
自らのスタイルを変えてまで就職活動に望むこと。
本当の自分を隠して就職活動に望むこと。
こんなのでいいのかは僕は知らない。

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