ISBN:4043767013 文庫 山田 真哉 角川書店 2004/10 ¥500

勉強になるかなと読んでみた。

簡単に言ってしまえば、探偵物の会計士版。
殺人事件のかわりに帳簿詐欺が起こってそれを解決するって感じの
ミステリーとコメディーをあわせたようなもの。
(ラブコメのような上手い略称が思いつかない。ミスコメじゃ失敗作みたいだ。)
勝気な女子大生会計士と、弱気な青年会計士補が活躍する。
なんとなくNHKの地味なドラマっぽい独特な空気があるので、
好みは分かれる気はする。

正直、勉強になるのかはこの本だけではさっぱりわからない。
たしかに、詐欺のテクニックはわかるけど、
それはまた別問題だと思うし。
(いや、本当にこういうのを見破るのが仕事なのかもしれないけど、
当方素人につき何もわかりません。)
本当に勉強したいならまじめにちゃんとしたテキストを読んだほうがいいだろう。
ある知り合いが言うには、分厚い本が7冊分くらいあるらしい。
会計士は合格率が10パーセントにも満たない難しい試験だから、
この本程度じゃつま先レベルなのは間違いない。

ちょっとした読み物がほしい人や、
一味違うミステリーを読みたい人にはいいと思う。

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