めろめろ

2005年9月15日 読書
ISBN:4043457030 文庫 犬丸 りん 角川書店 2001/01 ¥520

これは面白かった。
前作の『おかたづけ天女』の路線とほぼ同じなんだが、
こっちのほうが一歩踏み込んだ感じで濃い口になっている。
どっちがいいかとなると好みになると思うが、
僕はこっちのほうが好き。

一本目の『ダイナマイト姉ちゃん』の破壊力がすごくて
あっという間に読み終えてしまった。
ある意味王道なんだけど、ここまで来ると気持ちいい。

登場人物がいきいきとしているのが一番印象強い。
自分に正直に生きている主人公たちには
人間としての強さを感じることができる。
それの善悪、倫理観の問題はあるかもしれないが、
とにかく幸せであろうとたくましく生きている。

ショートショートと呼んでもいいほど短い短編ばかりの
短編集なので、さらっと読めると思う。
とはいっても、展開が速いので内容は濃いけど。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索