コイズム

2005年10月4日 読書
ISBN:4944182112 単行本 業田 良家 メディアレブ 2001/07 ¥1,260 小泉純一郎本人が1995年から1997年まで「ヤングマガジン・エグゼクタ」に連載した記事をまとめたのがこの『コイズム』だ。インタビュー形式ではなく、本人が直接読者に持論を説明する形で書かれているため、インタビュアーというフィルターを通した記事とは違い、小泉純一郎という政治家の主義主張がわかりやすい。 <p> 青年層を…

内容が古いが、基本的に今といっていることはあまり変わっていないので、
今読んでも特に問題はないと思う。(少しはギャップもあるけど。)
ヤング漫画誌に連載していたのと、本人が難しい言葉はきらいだということもあり、
誰にでもわかりやすく書いてあるので読みやすい。
表紙から軽すぎる本のような印象もあったが、
中身はしっかりしているので読みごたえもありおもしろかった。

僕はここで今までなんだかんだ書いてきたが、
別に彼の政策すべてに反対というわけではない。
確かに問題はたくさん出てきているとおもうが、
たくさんの結果を出しているのも事実だし、
この本を読む限りでは、そのとおりだと思える筋の通った話もたくさんあり、
未来を見越した政治ができる人なんだろうなと感じられる。

ただ、やっぱりこの人の外交能力には疑問が残る。
日本のプライドを重視しすぎる傾向がある。
憲法9条の改憲だって僕は反対だ。
何がかなしゅうて他国に嫌われ、戦争放棄を捨てなきゃいかんのだ。
甘いとか左翼だとか言われようが、くだらない争いは嫌いだ。

能力もある。意思もある。正しいこともある。
ただ、そのすべてを肯定できるかといわれるとできない。
そんな感じだ。

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