ISBN:4087746194 単行本 桐野 夏生 集英社 2003/02 ¥1,470 山中十四子、通称トシ。クールなテラウチと、エキセントリックなユウザン、育ちのよいキラリンという3人の友人とともに、残り少なくなった高校生活を送っている。夏休みのある日、隣家の同い年の少年が母親を撲殺した。彼がトシの携帯電話と自転車を盗んで逃亡したことから、4人の女子高生は事件に巻き込まれてしまう。警察や大人たちに真…
こういう表紙の小説は、ほぼ間違いなく暴力小説で、
あんまりそういうの読みたくない気分だったのでスルーするつもりだったのだが、
最初10ページほど読んだら登場人物が濃くて面白かったので、全部読むことにした。
きっかけは同情心というなんともやりきれない理由で転がっていくストーリー。
登場人物それぞれが、他人が想像したこととは違う行動をとってしまっため、
話がどんどんこじれていってしまう。
友人間のそれぞれをどう思っているかの理解のずれが、
この小説のメインテーマなのかもしれない。
余談:登場人物の一人の口癖、「あだー。」が気に入ったのだが、
実際発音してみるとなんか言いづらくて合わない。
まあ実用はしないけども。
あだー。
こういう表紙の小説は、ほぼ間違いなく暴力小説で、
あんまりそういうの読みたくない気分だったのでスルーするつもりだったのだが、
最初10ページほど読んだら登場人物が濃くて面白かったので、全部読むことにした。
きっかけは同情心というなんともやりきれない理由で転がっていくストーリー。
登場人物それぞれが、他人が想像したこととは違う行動をとってしまっため、
話がどんどんこじれていってしまう。
友人間のそれぞれをどう思っているかの理解のずれが、
この小説のメインテーマなのかもしれない。
余談:登場人物の一人の口癖、「あだー。」が気に入ったのだが、
実際発音してみるとなんか言いづらくて合わない。
まあ実用はしないけども。
あだー。
コメント